母の日イメージ

もう一人の母への感謝を贈る母の日

私には、母が2人います。
1人は生まれてからずっと一緒に暮らしている実母です。
そしてもう1人は、育ての母でも義理の母でもなく、実母の双子の妹で、戸籍上は私の叔母にあたる人です。
2人は容姿も性格も好みもとてもよく似ている双子で、私がまだ物心つく前は、叔母を見て泣き喚いたものだと、母に聞かされました。
そんな叔母は、ずっと独身を貫き通しており、子供はいません。
彼女は高級クラブのオーナーとして、約30年間働き続け、還暦を過ぎた今も現役で仕事をしています。
とても気丈で明るく活動的な人で、私生活でも元気に走り回っています。
しかし、やはり仕事が終わって、たった1人で暗い部屋に帰ると気持ちが落ち込むのか、最近は頻繁に私にメールが来るようになりました。
そんな叔母は、或る時、母に言ったそうです。
「姉さんにはたった1人でも子供がいるから寂しくないけど、私は将来は1人だ。」と。
仕事をバリバリこなして、独身生活を謳歌しているように見えて、実際には老後の自分に一抹の不安を抱えていたのです。
その言葉を聞いて以来、私は2人の誕生日や母の日には、2人分のプレゼントを用意するようになりました。
社会人になって初月給を貰った時にも、2人に同じものを贈りました。
叔母は私と母が精神的にも金銭的にも辛く苦しかった時に、本当によく助けてくれました。
ですから、そんな叔母を絶対に1人になんかさせない。
という強い思いを持って、私は彼女に接しているのです。
先日2人の誕生日があり、その時も、私は叔母にプレゼントを贈りました。
そんな風にプレゼントをするようになって、もう5年くらいになりますが、叔母はいつも心底喜んでくれます。
今年は2人が65歳、世間的に「高齢者」になって初めて迎える母の日があります。
その時には、母とお揃いのネックレスとカーネーションの花を叔母に、いえ、「もう1人の母」に贈ろうと、今から計画しているのです。
そして、これから2人が老後を迎えた時、私は2人を分け隔てなく手助けし、叔母に孤独感を感じさせないようにしようと決めているのです。
まだ叔母を相手に直接「もう1人の母」とは言ったことがありませんが、今年の母の日には、「もう1人のお母さんへ」というメッセージカードを添えて、プレゼントを贈ろうと考えています。
私は母を愛するのと同じように、叔母を愛しています。
ですから、1日でも長く2人が元気で私のそばにいてくれることを願っています。

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